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Logic Pro X 2018 レビュー

仕事用でメインののMacPro。ずっとOS.YosemiteだったのをSierraにアップグレードしました。先日、Ableton Liveヴァージョンが10になって、Yosemiteがサポート対象外になったからです。

そんな理由でMac専用のDAWのLogic Pro Xもずっと旧ヴァージョンのままでしたが、Sierraにしたおかげで最新のヴァージョンを使えるようになりました。ということで、久しぶりにLogic Pro X  を開いてみたのですが、これがものすごく面白い!

ということでAbleton Live 10をすっ飛ばしてレビューです。

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Logic Pro X 2018 レビュー

ヴァージョン10.4

見た目の雰囲気も変わってちょっと新鮮です。ボクはヴァージョン10.2で止まっていましたから、ひとつ飛ばして10.4に来たわけですね。音源なんかも入れ替えがあって、ダウンロードもそれなり時間がかかりました。まぁ今は光回線なので、ちょっと前のようにダウンロードも一晩中という感じではありません。

10.4の最新機能は、

  1. スマートテンポによるプロジェクトの同期
  2. 二人の新しいドラマーの追加
  3. 新しいコントロールを使ってアーティキュレーションを作成
  4. Studio音源
  5. ヴィンテージ・メロトロン
  6. Alchemyのモジュレーション機能の強化
  7. 新しいエフェクトの追加
  8. MelodyneでのARA機能のサポート

ということですね。詳しくはコチラを見て頂くとして、超個人的なレビューをしてみたいと思います。

 

Studio音源

新たに追加された音源。ものすごく良いわけでないですが、そんなに悪くもないという印象でしょうか😐 付属音源を専用音源と比べるのはちょっとかわいそうかもしれませんね。過去に付属していた音源よりも良くなっていますので、使い勝手は良いと思いますよ。

ということで😜簡単なフレーズを作ってみました。

Strings

Logic Pro XScreenSnapz001

通常は各パートごとに音を入れていくのですが、簡単なデモということで「Strings Ensanble」を選んでみました。AutoVoiceSpilitはOnで手弾きで演奏しました。 Dynamics via ccOFFにして手弾きのヴェロシティーのままです。後述する「アーティキュレーションの管理」で音色を切り替えてみました。エフェクト処理は一切していない状態です。Cutoffを5%あげてます。後ほどこれをエフェクト処理してミックスします。

Horns

Horns

先ほどのStringsのフレーズにHornsを重ねました。「Soul Section」を選んでAutoVoiceSpilitはOn。同じように手弾きで演奏録音した後、後述する「アーティキュレーションの管理」で音色を切り替えてみました。エフェクト処理は一切していない状態です。後ほどこれをエフェクト処理してミックスします。

アーティキュレーションの管理

新しく追加された機能、アーティキュレーションの管理追加も便利そうな機能です。Studio音源の各アーティキュレーションをキースイッチに割り振ることでかなり表現の幅が広がります。 この機能はプラグイン音源でも有効です。アーティキュレーションを含む音源でキースイッチが割り当てられていないものでも、この機能で切り替え可能となるわけですね。

YouTubeでDAW Lessenさんのとてもわかりやすい動画がありましたのでご覧下さい。

Studio音源の管理

新しくLOGICに付属された音源、Studio音源のアーティキュレーションの設定です。

 

サードパーティ音源の管理

Logic付属以外のプラグイン音源のアーティキュレーションの設定です。

ヴィンテージ・メロトロン

もちろん実機は所有していませんし触ったこともありませんが 、音源としてよく使うことが多い大好きな楽器です。

ここでデモというと、フルートの音でオルガン演奏なんでしょうが、もうあっちこっちで試した音があると思うので、コーラスを使いました😜

無機質な感じが、もういかにもメロトロンです。先に作ったデモに重ねてみました。 後ほどこれをエフェクト処理してミックスします。

 

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新しいドラマー

知らないうちにラテン系やポップスタイルのプレイヤーも追加されていて、さらに今回二人のドラマーが追加されています。ブラシセットも追加されました。

作曲支援機能 

最近では「作曲支援機能」を搭載したDAWやソフトウェアが結構あります。ボクもの2,3は持っているのですがまったく使用していません。ソフトウェアに向き合って勉強している時間があれば、ぱっと曲書いてしまう方が速いからです。

しかし、Logic Pro Xのドラマーはだけはかなりお世話になっています。急いでいるときは、もうむっちゃくちゃ重宝します。ドラマーはドラム機能に特化した音楽製作支援ツールで 、しかもインタフェースが勉強する必要がほとんど無いくらいにわかりやすい。最終的に修正や微調整は必要ですが、全体の構造が簡単にできてしまう。

Drumer

リズム支援系ツールでトラップビートとかを作りたい場合なんかは、liquid Rhythmあたりを使う方が良いんでしょうが、特定のジャンルで型のような物が決まっているならドラマーのほうが圧倒的に作業が早いです。

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liquid Rhythmも秀逸なソフトウェアなんですがいまいち使いこなせていません。そんなこんなで、他の音楽製作支援系の機能のソフトウエアもちゃんと支援してもらえるように、勉強して使いこなせるようになりたい😅とは思っています。

 

二人の新しいドラマー

Songwriterのカテゴリーに、新しくブラシキットを使う「Austin」と「Tyrell」が加わりました。前者は若々しい感じのドラマーで、後者は落ち着いた感じの演奏に向いています。右端の引き出しマークをクリックして、ライブラリの中からプレイヤーを選択します。今回は「Tyrell」を選んでみました。

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さっきのデモ音にこのドラマーを使用してみました。やっぱりドラムを入れると音楽的になります😍後ほどこれをエフェクト処理してミックスします。

 

新しいエフェクター

Version 10.4では、使い勝手のよさそうなものからユニークなものまで、新しいエフェクター数種類、追加されています。

ChoromaVarb

Reverb

モデリング・リバーブということなので、空間を物理モデリングしたということなんでしょうかね。見た目のデザインも良くて、直感的に扱えるリバーブですね。曲によっては、今まで付属のリバーブ「Space Designer」よりも使いやすいかもしれません。リバーブとEQは音源によって複数使い分けるというのがイイと思います。 

 

 

3つのヴィンテージ・イコライザー

新イコライザーに関しても、DAW Lessenさんがとてもわかりやすい動画をUPされていました。

 

Plat FX と Step FX

新しく導入されたエフェクタで見た目はよく似ていますが、それぞれ違う用途に使います。パラメータをXY軸に割り当ててコントロールしたり、うまく活用すれば様々な効果が期待できそうです。用途としては過激な使い方が適していると思います。

Plat FX

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ひらたくいってしまうと歪み系なのですが、音の存在感のようなものをコントロールします。 

Step FX

Step

一見ステップシーケンサーのようですが、メインとなるのはモジュレーション・エフェクタです。 エフェクト変化をステップ・パラメータで調整します。

エフェクタを使ってデモをミックス

紹介した新しいエフェクタを使って、ここで作ったデモのミックスをしてみました。デモ音源では新たにベースの音を入れて、全体を調整しました。50、60年代あたりのレトロな雰囲気をイメージしました。

  • 空間系はChoromaVarbで処理しました
  • 各トラックをヴィンテージEQで調整
  • Stringsの音をPlat FXで処理しました
  • メロトロンをStep FXで処理しました
  • ドラムはマルチアウトにしてエフェクト処理
  • ベースはApple Loopのものを使用
  • マスタートラックには付属のリミッターを使用
すべて、Logic Pro X 10.4のみで処理しました。
 

 

MelodyneでのARA機能のサポート

個人的にうれしかったのはこの機能の追加です。Melodyneユーザーとしてはうれしい限りです。現在、手持ちのDAWでARA機能はWavefromでしか対応していなかったので、Logic Pro Xでもこの機能が使えるということで、これだけでもLogicを開く機会が増えそうです。

Melodyneとは

Aoudio録音したものを、midi編集するかのように自由に編集できるソフトウェアです。音の高さの変更やタイミング、変更できます。短音楽器だけではなくて、ピアノやギターなどの楽器の和音も抽出します。そして秀逸なのは、イコライザーだけではなく倍音で音を加工できるところです。この機能は慣れると手放せません。 

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ARA機能

通常DAWであれば、Melodyneをプラグインとして使用することができます。しかしこの場合、いったんAudioファイルを再生させてMelodyneに読み込ませなければなりません。

しかし、このARA機能搭載のDAWであれば、DAWの機能の一部としてMelodyneを使うことができるので、Audioファイルをいちいち再生させて読み込ませるのではなく、クリック一つでMelodyneでAudioファイルの編集が可能となります。

 リファレンス・リンク「ARAの操作

 

僕の手持ちのDAWで対応しているのは、Waveformのみだったのでこうの機能の追加はうれしいかぎりです。

 

スマートテンポ

今回のアップグレードの目玉ともいえる機能ですね。オーディオファイルや演奏からテンポ抽出することが出来る、前述したMelodyneでも備わっている機能ですが、Logic単体の機能として追加されました。かなりよく出来ていて、この部分に関してはMelodyeの機能を使用せずともLogic Pro X だけで使えそうな感じですね。

解説動画 1

Sleep Freaksさんのわかりやすい解説ビデオがありましたので、こちらをご覧下さい。全体像を把握するのに便利です。

 

解説動画 2

同じようにDAW Lessenさんの動画もわかりやすく解説されています。Tipsが理解しやすいです。

 

 

実際、音楽的な演奏というのは常にテンポの揺らぎがあるものです。テンポフリーで録音した後にテンポを抽出して、midiファイルやオーディオループを簡単に追加していくことが出来るので、創作の自由度広がります。この機能だけでLogic Pro Xを使う価値がかなりあると思います。

 

コスパ最高、Logic Pro X

Alchemy

今回、音源に関しては「Sutudio 音源」と「ヴィンテージ・メロトロン」にしか触れませんでしたが、Logic Pro Xでの最高の音源は、ボク自身はAlchemyと思っています。今回さらに進化して、この音源に触れた最初の頃の感動が蘇ってきています。こちらもさらに機能が充実しているようです。

IR R

コンボリューション *IR方式のリバーブ、「Space Designer」も初期の頃とデザインがかなり変わりましたね。このエフェクターは、これ単体で別に買いたいくらい音が良いです。IR方式というのは、実在の空間を録音したファイルを使ってその音場を再現するもの(インパルス・レスポンスの略)です。この方式で記録したWAVファイルも読み込ませることで、記録した音場を再現することが出来ます。

*注釈:ReasonやAbleton Liveにもこの方式リバーブが付属していますね。外部プラグインではWavesの「IR1リバーブ」が有名です。ボクはデジパフォで音楽制作する時にIR系を使うなら、Wavesの「IR1リバーブ」かEastWestの「Space」を使います。SpaceはWAVファイルの読み込みは出来ないものの自然で豊かな音が特徴です。チープな音源もこれを使うとリッチになります。自然で豊かな音場を作るという点では「Space」か、Logicのこの「Space Designer」が優れていると思います。


 

 SafariScreenSnapz003 

何でも出来る分、器用貧乏なところもありますが、数あるDAWの中でもコスパは最高ですね。Macユーザーの特権といえるDAWかもしれません。好い刺激をもらえる、インスピレーションをもらって新しいアイデアが生まれる、そんなつきあい方をこれからもずっとしていきたいDAWです。

 

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