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音楽制作ソフトのDAW(Digital Aoudio Workstationの略)、メーカーによって音が違うってご存じでしたか?ボクは音楽制作ソフトウェアをそれぞれの用途によって使い分けています。
DAWの使い分け
各メーカーによって音が違う
音楽制作ソフトウェアのDAW、愛用のDAWに関しては以前もブログで書きました。あの記事を書いてから、それぞれDAWを使っているうちにあることに気づきました。
このDAWですが各メーカーによって音が違うのです。ボクはある意味DAWオタクのところもあるので、いろんなDAWを最初は気分で使っていました。でも実際、何気なく使っていいるだけでも音の仕上がり具合違うので、ちょっと躊躇することがありました。
単純に考えれば、ミックスの段階に使うミキサーが各メーカーによって違うのですから、当たり前といえば当たり前ですね。
用途に応じた使いやすさとかもありますので、最近ではその個性に応じて使い分けることにしています。かなり個人的な趣味嗜好の部分もありますが、この記事をご覧になられている方の参考になればと思います。
Digital Performer
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概要
ボクにとってはこのデジパフォこと、Digital Performerがフラットな状態の音です。主にアコースティックな録音とマスタリングで使用します。何種類かの決まった録音セッティングを記憶させているので、ある種の型が決まっている制作にはこれを使います。音楽制作のツールとして1番使いやすいというところですね。
音の傾向と感想
ボクの使っているDAWのなかで空気感が自然。音を作り込んで仕上げるまでのプロセスが思ったとおりに出来ます。この音仕上がりの安心感から、制作現場のプロの中でデジパフォかProToolsというのは、揺るぎないところでしょうね。ボクの音楽制作の基本は何はなくともデジパフォという感じです。
Reason
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概要
このDAWのいいところは、使っていて楽しいというところです。インタフェースと使用されている音源などがバーチャルな音楽ゲームをしているような感じ。このソフトウェア固有の音源も個性的で面白いです。ある程度のアイデアがあるときは、このDAWでイメージを仕上げるかたちが最近多くなってきました。
Reasonでしか使えない固有の音源やエフェクターも魅力の一つですね。
音の傾向と感想
ミックス時のミキサーに個性があるので、Reason固有のクセのある音になります。ちょっと堅めの引き締まった感じの音ですね。適度な空気感もあるので個人的には好みの音です。音楽でヴァーチャル・ゲームをを楽しんでいるような感覚が飽きさせません。音楽制作しているとき、幸せな時間に満たされるDAWです。
ただ難点はVST機能はおまけ程度です。マルチ音源の設定がいまいちわかりづらい(というか出来るの?)です。KontaktやOmnisphereでマルチ設定メインに使うときはReasonは選択肢から外します。
あくまでReason音源で作り込むDAWで、どうしても足りないところをVSTで補うというスタイルですね。
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Ableton Live
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概要
アイデアが白紙の状態からでも音楽を構築していけます。なんといいますか、Ableton Liveでしか作れないような音楽というのがあるのです。このDAWを使うことで、自分の中の意外性を引き出すことが出来ます。
まったく想定外の音楽ができあがることもあるので、そこを狙ってこれを使うところもあります。
音の傾向と感想
音はHi-Fiな傾向と思います。エレクトリック系の音楽を作るときの空気感は素晴らしいです。Pushというハードウェアをとの連携で効率もものすごくいいです。これとReason音源とをRe-Wireで連携させてのエレクトリックミュージックの制作には無限の可能性があります。そういう意味では、自分の殻を破る事が出来るツールと思います。
Logic
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概要
最近では、おもにMovieの音の編集に使っています。Movファイルをドロップするだけで読みこんでくれます。読み込ませるとmovie画面が表示された状態になりますので、「絵に合わせた音」を余計なことを考えずにぱっぱと作業できます。音声のMovie書き出しも楽ちんです。
多機能なので初心者にはうれしい機能満載です。ただ、DAWを使い込んでいる人の中には、合わない人も出てきます。たとえば、デジパフォなら完全プロ志向、ReasonやAbleton liveは遊び心を満喫。で、Logicは両方をほどほどに備えているので、DAWオタクユーザーからすれば、ひまひとつ物足りなくなってくるんだと思います。
音の傾向と感想
音はこぢんまりとまとまった感じになります。トラック数が増えるとその傾向が強くなります。どっちかといえばイメージしている音に近づけるためにひと手間必要なので、自分の作品のRECでは使うことが少なくなりました。
Logicだけでしか使えない魅力的な内蔵音源もあります。OSをアップグレードする機会(メインのマシンがYosemiteなので、最新版が使えません)があれば、Logicも併せてアップグレードも出来るので、新機能や新音源を使ってみたくなるかもしれません。
Waveform
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概要
斬新なアイデアで使いやすさを重視したソフトウェアです。入力系の設定が楽なので、ちょっとした録音で使うことが多いです。MacBook Airで外での生録編集などでも使います。トラック作成や入力系の設定が簡単なのが便利です。ただ、インターフェースがWidows PCっぽいので、長く作業しているとちょっと疲れてきます😅
Melodyneという音声編集ソフトをプラグインとしてではなく、機能の一部として使えるところがこのDAWの強みと思います。Melodyne編集で生録をMidiのように扱えるため、そういった微調整を前提の録音で使うことがあります。
音の傾向と感想
こちらもLogicと同じ傾向のまとまった音です。ReasonやAbleton Liveと音の傾向が違うのでマスタリングでそろえる必要があります。これはLogicも同じですね。
このDAWはLogicと違う切り口で多機能ではあるのですが、多機能さ故にReasonやAbleton Liveの斬新さからすればどうも見劣りしてしまいます。かといってデジパフォ並みのプロ仕様でもない。使いやすく多機能なDAWなんですが、いまいち本来の機能での活躍の場が少ないです。実際、もう少し使い込んでみたら変わるかもです。
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まとめ
今回は使う頻度の多い順に並べてみました。
今のところ、
- 本格的に録音作業をするときは、デジパフォ
- 音楽製作を遊び感覚で楽しめる、Reason
- 白紙から即興で作り上げていく、Ableton Live
- Movie制作の音編集は、Logic
- 外でのライブ録音編集は、Waveform
という使い方をしています。
使い込んでいくうちにまた新しい発見があるかもしれませんが、現状はこんな感じです。それぞれの本来の持ち味もあるとは思います。人によっては、一つのソフトウェアをとことん使いこなしていくのもアリと思います。確かにショートカットがそれぞれ違うので、あっちこっち使っていると混乱はしますね。
でもツールというのは、こうでなくてイケないとか型にはまった使い方ではなくて、自分に合った使い方で使い倒す方がボクもソフトウェアも幸せと思うんですよね😉
Aというソフトウェアで簡単にできることが、Bではひと手間もふた手間もかけないといけなかったり、その逆もあります。音楽を作るのが目的なので、その目的をより速く達成できるほうを選択していきたいです。
2018年8月以降、すべての記事は「ブログ♪Note」で更新しています。音源レビューや音楽のリリース情報、日常の景色などの記事を掲載しています。是非ご覧下さい。
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