2018年8月以降、すべての記事は「ブログ♪Note」で更新しています。音源レビューや音楽のリリース情報、日常の景色などの記事を掲載しています。是非ご覧下さい。
Propellerhead社 からReason 10 が10月25日に発売されるとアナウンスされました。かつて無いほどの大きなヴァージョンアップのようです。ちなみにReason 9のオーナーは10へ無償アップグレードが可能です。
Reason 10 発売間近
【即納可能】Propellerhead Reason 10(新品)【送料無料】
👀Reasonってどんなソフト❓
元々はラックマウント音源が主体で、DAW(音楽を作るソフト)としての機能はおまけみたいな感じでした。他のDAWと同期させる機能の「Rewire」というシステムを作ったのもこの会社です。Reasonに備わっている音源は秀逸で「Rewire」を使って、それを別の使い慣れたDAWでコントロールするという人も多いみたいです。
その後、Reason自体もだんだんDAWの機能も充実してきてヴァージョン9.5では、通常のDAWと同じようにVSTプラグインが使用可能となりました。
ラックマウント音源から進化
Reasonだけで使うことが可能な独自の音源があります。このソフトウェアでしか使えない個性的な音源たちです。これらをカスタムショップで増やしていける事も魅力のひとつかと思います。Ableton Liveのパックなんかもこの概念と同じですね。
既にボクもこのカスタムショップでかなりのお金を使ってます😲
もともとラック音源がメインだったので、ひとつひとつの音源はとても魅力的で素晴らしいです。
REXファイルなども開発
サンプラーなどで使用するREXファイルもPropellerhead社が開発したものです。テンポ、ピッチの変更が簡単にできて、各社サンプラーがこのREXファイル形式を採用しているものが多いです。リズムグルーブ音源の定番、STYRUSもこのファイル形式を使用しています。
もちろん、ReasonのサンプラーでもREXファイルを使用します。このREXファイルを作成する、ReCycleというソフトウェアも同社から販売されています。
🙌ヴァージョンアップ概要
ザクッと概要を👉まずはこのビデオをご覧下さい。
新しい音源
新開発の音源が付属します。それぞれコンセプトがハッキリしていてかなり愉しみですね😍
- EUROPA 波形を自在コントールするシンセ
- GRAIN ファイルを自由にエディットできるサンプラー
- KRANG リズム楽器やベルを収録したパーカション音源
- PANGIA エスニックやトラディショナルな楽器音源
- HUMANA 使い勝手の好いヴォイス音源
膨大なループ・ファイルの追加
様々な音ネタファイルの追加です。これは毎回のヴァージョンアップで追加されているようですが、 今回は三ギガという膨大なファイルの追加です。特にドラムループはかなり充実しているようです。
ビデオを見ていても目が回りそうな膨大なサンプルですね。
別売りだったラックエクステンションが付属
有料で販売していたエフェクターと音源が追加されます。実質無料プレゼントということですね。追加されるのは、
- Synchronousというモジュレーションエフェクター
- Radical Pianoという物理モデリングのピアノ音源
Synchronousは調度欲しいと思っていたエフェクターなのでラッキー💞です。ひらたくいってしまうと「モジュレーションカーブを自在にコントロールできるエフェクター」です。先日のセールで買いそうになりましたが、買わんでよかったー😂
Radical Pianoは既に買っちゃいましたので😱以下、Radical Pianoのレビューです。
🎹Radical Piano Review
ボクはこのRadical Pianoを使いたくてReasonを買ったようなものなのですが、今回のアップグレードでReason 10 には無料で付いてくるというので、正直ちょっと悔しい😥思いをしています。
Radical Pianoの概要
簡単にいってしまえば、音源サンプルと物理モデリングを組み合わせて、ピアノの挙動をコントロールするというもの。生ピアノの物理モデリングというのはあまり見かけないですね。
追記:ご指摘をうけました。物理モデリングのピアノは、pianoteqとv-pianoもあります。pianoteqは面白そうですね。v-pianoはハードウェア音源ですので、最初から除外していました。Pianoteqについてはこちらの記事をどうぞ。
ペダリングの音の変化や全体の共振などは、さすが物理モデリング音源という感じです。物理モデリング特有のヌルッとした感じの音も面白いですね。生音をサンプリングした音源のざらっとした感じとはまた別の感じです。
物理モデリングを採用しているため、ハードディスクの占有量は他のピアノ音源に比べて圧倒的に少ないです。
プリセットでの即興演奏
プリセット音にあわせて弾いてみました。SUSTAINのレベルメーターでペダリング時の弦の共振の変化にも注目してください。
とても魅力的な音源のRadical Pianoですが、検索しても日本語レビューはほとんど無いに等しいです。
この音源が発売されたのが5年前なのにビックリするほど少ないです。今回のアップグレードで無料で付いてます。まだReasonを持っていない人は、この機会にお買い求めされては如何でしょうかー😜
弦の共振を再現
このピアノ音源のさらに凄いところは、背面のインプットに別の音を流し込むことによって弦共振を作るというもの。簡単にいってしまうと、ピアノの横で他の楽器が演奏していると、その楽器の音にピアノの弦も共振するわけですが、その挙動をも再現するというもの。
ソフトウェア音源の楽器とピアノの二重奏をあたかも生ライブのようにできるわけですね。ヴォーカルの弾き語りなどもより自然な感じが出せるわけです。そういったオーソドックスな使い方以外にも、ちょっと過激なエフェクト効果にも使えそうですよね。
😋かなり楽しみなアップグレード
冒頭のビデオで全部で6つの音源が付属するといっているように、Radical Piano以外にもこのアップグレードではさらに新しい音源が5つ付きます。この新しい音源たち、とても魅力的ですよね。
かなり楽しみな今回のアップグレード。VSTを使えるようにしたのは、このアップグレードの布石だったような気がします。
アップグレードに際して、DAW機能ではなく音源で勝負してきているところが、このメーカーらしいところです。DAWとしてよりも音源として考えると、既に使い込んだDAWを持っていてもReasonを買うReason(理由)は充分にありますね。
発売後には新音源のレビューもしたいと思っています❗
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