2017年現在 ボクのアコーディナたち

今現在録音で使っているアコーディナは3台です。このアコーディナたちについてあらためて書いてみたいと思います。


☆Borel (Prototype No serial number)☆

2017 03 19 05 48 05 123

メインのアコーディナです。現在、ほとんどレコーディングはこのアコーディナがスタンダーです。ピアニッシモからフォルテシモまでバランスの良さと表現力の安定度、自分の表現したい音をすぐに出せる最も信頼できる楽器です。音は美人系の音といいますか、とにかく美しいのひとことです。

シリアルナンバーが刻印されてませんので、おそらく初期のプロトタイプだと思います。マウスピースの塗装が剥げて下地が見えていますので、かなり演奏に酷使されていたと思います。そのおかげでこの美しい音があるのでしょうか。

ただ、かなり古い楽器なので長くかまってあげないとリードが鳴らなくなります。一度鳴らなくなったら、リードがこなれるまで相当時間がかかってしまいます。だから必然的に毎日音を鳴らさないいけないという、わがままなところがあります。美人系ですから「わがまま」はしかたありませんね。

ヒビノカケラでの使用曲

You Raise Me UP、ダンデライオン

 

 

☆Borel (serial number 551) ☆

2017 03 19 05 46 45 305

今年に入って入手した初期のBorel です。シリアルも551ですので、真鍮リードのBorelでは中頃くらい番号でしょうか。音は非常に癖のある音で倍音がすさまじいです。演奏していて歯まで響いてきます。前述のBorelと比べると男性的な音です。演奏時の音の変化もかなり癖が強いです。ブルージーで哀愁を帯びた音、悲しみを背負った男という感じ。

短所は、アクが強すぎて曲を選んでしまうというところでしょうか。合わない曲調には全く合いません(笑)。ただし、曲にはまると最高にイイ味を出してくれます。

ヒビノカケラでの使用曲

ピアノマン、時代

 

ふたつのBorelを比較すると音色もそれぞれ違いますが、外観も若干違います。

こちらはプロトタイプ。

2017 03 19 05 51 03 005

こちらはシリアル551のほうです。

2017 03 19 05 55 35 716

Parisの文字が消えています。制作者のPaul Beuscherの名前がゴシックから筆記体、記載されている住所が筆記体からゴシックになっています。

 

 

 

☆Marcel D (serial number 616 )☆

2017 03 19 05 49 35 880

近頃めっぽう演奏する機会が減ってきていますが、最も丈夫な(笑)アコーディナです。少々かまってあげなくても、待機期間が長くても素早く確実に反応してくれます。困ったときに最も頼れるヤツです。音は素直な優等生のような感じでしょうか。明るくてまっすぐ音色なので、その分、エフェクター処理したりすると強烈に化けるときがあります。最近使う機会が減ってきていますが、音のスッキリ感から時々使いたくなる楽器です。特にエレクトリックな音楽の時には威力を発揮します。

難点はBorelより若干重いです。でかいです。Borelの小ぶりで軽いものに慣れてしまうと、やたら重く感じてしまいます。最近の楽器なので製造番号による音の違いもそれほど無くばらつきも少ないので、ある意味、個性に欠けるかもしれません。しかし、楽器の安定度とストレートで素直な音は製作現場に於いては無くてはならない存在です。

ヒビノカケラでの使用曲

君の瞳に恋してる、

その他、初期の曲はほとんど

 

☆ソフトウェア音源と生楽器☆ 


最近のソフトウェア音源はかなりリアルになってきていて、ちょっと聴いたくらいでは本物かどうか見分けが付かなくなってきています。でも、それを演奏する人間の感情というものが音楽を作っているわけですよね。そういう意味では生楽器のもつ不安定な個性は、感情を表現する一番の近道だと思っています。

だからこそ、シュミレーションしたソフトウェア音源にも魅力を感じます。どこまで近づけるんだろうという好奇心です。今の時代を生きているからこそ、そういったものにも惹かれます。そして、シュミレーションした楽器たちが本物に近づけば近づくほど、本物の良さを再認識します。

 

ソフトウェア音源と生楽器、どちらも相乗効果でそこから見いだせる世界が広がっていくように思います。

 



 

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