innocent heart / アコーディオン編

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前略

時のたつのは早いですね。ちょっと気を抜くとあっという間に時間が過ぎていきます。ボクは毎日同じ事の繰り返しで、でも何か少しずつ新しいものに向かって、歩みを進めることが出来ているような気がします。

先日、父と接していてふと思ったことがあります。何気なく笑う父の顔を見て、とても美しいと感じたのです。

老人の笑顔を見て美しいと感じるなんて、君は笑うだろうか。年をとると誰もが子供に返るといいますが、ボクはその言い方はあまり好きではありません。そういった言い方は、年をとった人を何か下に見ようとしているような感じがしてならないからです。

人の中には「無垢な魂(innocent heart)」が存在しています。それはボクの中にも君の中にも存在しています。ただ日々の生活のいろんな出来事の中で、たくさん傷つけられたりしているうちに、「無垢な魂」を守るため、もうひとりの別の自分を作り上げてしまうのです。

それは、 「無垢な魂」を守る「心の番人」

その作りあげた「心の番人」を、いつのまにかほんとうの自分と勘違いしてしまって、すべての物事をゆだねてしまって、損か得かで物事を判断するようになる。

それは、傷つかないようにするためには仕方の無いことかもしれない。でも大切なものを守るためにしたことが、大切なものをないがしろにする結果になってしまうこともある。そしてだんだんと「無垢な魂」の存在すら忘れてしまう。

それでね、年をとった人の話に戻ると、ものすごく年をとっていろんな事を経験すると、もう「心の番人」は必要なくなるんではないかと思うのです。そうして、大切に守られてきた「無垢な魂」が頻繁に姿をだすんようになるんだと思うんですよ。

何が言いたいかというと、君の中にもボクの中にも存在する、「無垢な魂」のこと。今はまだ「心の番人」を手放したら大変なことになるかもしれないけど、時々、その存在を思い出して欲しいんだ。ボクらが美しいものを求めてやまないのも、「無垢な魂」の存在を思い出すためだと思う。

もし君が何かに迷っていたり、何かに思い悩んだときは、「心の番人」ではなく「無垢な魂」のことを思い出すといい。それは、決して何かの答えを用意しているわけでもないけれど、いつでも君自身であることを思い出せさてくれるから。そして君が君自身である限り、何があっても大丈夫だから。

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